大阪に長期滞在するときに最適な宿泊方法3選 【メリット・デメリット・オススメ地域】
ビジネス・観光などで大阪で長期滞在される場合があると思います。
ホテル、マンスリーマンションなど、”宿”とも言える滞在場所の選択肢はいくつかありますが、どのような基準で決めるべきなのでしょうか?
今回の記事は、大阪に長期滞在する時の宿泊先の選択肢を取り上げ、それぞれのメリットやデメリットをお伝えします。
大阪に長期滞在する場合の代表的な宿泊方法3選
大阪に長期滞在する時の宿泊先の選択肢は、下記の3つが挙げられます。
- ビジネスホテルのロングステイプラン
- 民泊
- マンスリーマンション
1.ビジネスホテルのロングステイプラン
1つ目の宿泊方法は、ビジネスホテルのロングステイプランを活用する方法です。
ビジネスホテルの長期滞在のメリット
スマホが普及した現在では、宿泊の手続きがかなりスムーズになったため、ビジネスホテルの利用は、手軽さには秀でた方法だと言えます。ビジネスホテルに長期滞在するメリットを挙げていきます。
- 身の回りのお世話をしてくれる(掃除・シーツやタオル交換)
- マンションより立地条件が少し良い
- フロントがいるので、セキュリティ面が安心
- ホテルによっては、レストランで食事を取ることもできる
大阪であれば、ビジネスホテルの数は多いので、よほど条件を絞りすぎない限り、お部屋の選択肢は豊富です。
また、急な出張でもホテルの数が多いので空き部屋を見つけやすいのも、選びやすいポイント。
お仕事で忙しい方でしたら、中には寝るだけの方も…あなたがお仕事に出かけたら、タオル・シーツ交換、ゴミ捨てなど必要最低限のことをしてくれるのが最大の魅力です。
また、プランによっては朝食など、ホテルならではのサービスが受けられることも魅力的です。
ビジネスホテル長期滞在プラン例
【スーパーホテル大阪】
https://hotel.travel.rakuten.co.jp/PLAN/20636/4755095
(推しポイント)
- 朝食バイキング付き
- 大阪市内に10店舗(内5件温泉付き)
- 駅近
【ダイワロイネットホテル心斎橋】
https://hotel.travel.rakuten.co.jp/hotelinfo/plan/172161?f_camp_id=4780812&f_all=1
(推しポイント)
- 毎朝日経新聞をドアノブに届けてくれる
- 1泊につきミネラルウォーター1本サービス
- 朝食付き or 素泊まりが選べる(朝食ありの場合追加料金発生)
ビジネスホテルの長期滞在のデメリット
ビジネスホテルのロングステイプランのデメリットは、
- 月単位の長期滞在には向かない
- 宿泊費用がかさむ
- 間取りが狭く、荷物を置くスペースが少ない
- 家具や家電を自分でアレンジできない
- 部屋の中で料理、洗濯ができない
ビジネスホテルのロングステイプランで定義されている長期滞在とは、週単位であることが多く、短期赴任であるような月単位の利用については、思ったよりも費用がかかってくる場合も。
つまり、ひと月単位でお部屋を確保できるビジネスホテルの数は、かなり限られてくると言えるでしょう。
また、先ほど「大阪であればビジネスホテルの数は多い」と述べましたが、近年それを上回る勢いでビジネスホテルの需要が上がっています。
海外からのインバウンド観光客が急増し、その勢いがまだ衰えていないことが要因です。
長期観光客が、ビジネスホテルのロングステイプランの予約を、比較的早い段階で抑えるため、日にちが迫るとほとんどお部屋が空いていないという状況もあり得ます。
その他、お部屋で洗濯や炊事ができないため、食費が多くかかる、衣類をこまめに洗えないため荷物が多くなるなどのデメリットもあります。
間取り等も決まっており狭いというデメリットも…持ってくる私物の量が制限されてしまうのも、長期滞在者には難点かもしれません。
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2.民泊
かなりマイナーな選択肢ではあるのですが、近年話題の民泊を利用するという方法もあります。
「住宅宿泊事業法」をはじめとした法律が整い、民泊に関する細かいルールがどんどん明確にされているため、従来よりも安心して使いやすくなったという背景があります。
民泊に長期滞在するメリット
民泊に長期滞在するメリットは以下です。
- 1泊の値段設定が安く、長期滞在しても費用が安い
- アットホームな空間
- ホストとお客様との距離が近い、人脈が広がる
民泊は、ホストのアイデアによりユニークな部屋が作られていることが特長です。
観光であれば京都の町屋風民泊などが人気ですが、近年は出張のビジネスマン向けとして展開している民泊も多く見受けられます。
人とフランクに接することが好きな方は、ホストとのやり取りも楽しいかもしれません。
お仕事で長期滞在とはいえ、慣れない土地での生活は孤独感を感じることもありますよね。
民泊は、ホストと他に宿泊されている方との距離が近く、長期滞在となれば顔見知り人脈が広がるのも魅力の一つ。
また、「民宿は安い代わりに設備が整っていない」というイメージを持たれている方が多いかもしれませんが、近年はそうでもなく、ホテルについているようなアメニティ(消耗品)を用意したり、インターネット環境(Wi-fi)を整えたりして、快適度の高い民宿が増えてきました。
民泊に長期滞在するデメリット
民泊のデメリットは以下です。
- 共有スペースが多い
- プライバシーの境目が曖昧
- 部屋の間取りや空間を選べない
大阪であれば、民泊の数はまだそこまで多くありません。(法律が整ったことにより、グレーな運営をしていた民泊が減ったからという意見があります)
そのため、ひと月以上連泊できるほど安く、それでいて目的地に近い民泊を探すことはなかなか難しいと言えるでしょう。
また、ビジネスホテルのように分かりやすい場所にある訳ではないため、大阪の土地勘がない方にとっては、民泊にたどりつくまでが大変かもしれません。
その他、ホストとのやり取りなど、人見知りの方にとってはハードルが高い部分も出てきます。
また、部屋は個人で使用できる場合が多いですが、お風呂やトイレなど共有スペースが多い場合もあります。
最大限のプライバシーは守りつつ、スペースの共有が難しい方には疲れが溜まってしまうデメリットもあります。
<関連コラム>
⇒ 民泊は出張にも使える?出張で民泊を利用するメリットとデメリット
3.マンスリーマンション
3つめの長期滞在の方法は、マンスリーマンションに住む方法です。
マンスリーマンションに長期滞在するメリット
マンスリーマンションに長期滞在するメリットは以下です。
- 炊事・洗濯など自分でするので生活費を抑えられる
- 自分の居心地のいい空間・部屋を選べる
- 引越しと比べると、手続きが簡単
- 初期費用が抑えられる(敷金・礼金・仲介手数料など)
上の写真を見てもお分かりいただけるかと思いますが、マンスリーマンションには生活家電・家具が揃っており、普段の一人暮らしに近い状況で暮らせることが最大のメリットです。
ホテルなどの普段と違い過ぎる環境で長期滞在すると、意外とストレスがかかるものですが、マンスリーマンションであれば、その心配はほとんどする必要がありません。
洗濯機がついていることで、こまめに洗濯ができるため着替えの荷物が少なく済んだり、キッチンがついていることで自炊ができるため、長期滞在中の食費をなるべく抑えられるというメリットもあります。
また、現在はインターネットに対応している物件がほとんどです。
仮にビジネスホテルにひと月連泊する場合よりも、マンスリーマンションにひと月暮らす方が、宿泊料(賃料)が安くなる傾向にあることも、見逃せないポイントです。
<関連コラム>
⇒ ウィークリーマンションで自炊をするなら知っておきたいこと
⇒ ウィークリーマンションのインターネットは無料?それとも有料?
マンスリーマンションに長期滞在するデメリット
マンスリーマンションに長期滞在するデメリットは以下です。
- 身の回りのことは自分でしなければいけない
- 炊事・洗濯・掃除等の時間が必要
- 消耗品の購入が必要
マンスリーマンションには、生活に最低限必要なもの以外のアメニティ(消耗品)がついていません。
ビジネスホテルには当たり前についている、タオル類やシャンプー・リンス類などは、自分で持ち込むか大阪で買うかして、準備する必要があります。
その他、何でもついているという印象があるマンスリーマンションであっても、ついていない設備はあるので、事前の確認は必要です。
また、掃除・洗濯・炊事などはすべて自分がしなければいけません。
お仕事で多忙な方にとったら、家に帰っても家事が…とデメリットにもなってしまう場合も。
また、通常の賃貸住宅と比べると、手続きが簡単で入居しやすいマンスリーマンションではありますが、ビジネスホテルの予約手続きほど、手軽という訳ではありません。
<関連コラム>
⇒ ウィークリーマンションの必需品とあれば便利な物 | 利用期間とパターン別
大阪に長期滞在するなら、「食」と「文化」で選ぼう!オススメ街5選
大阪に長期滞在することは決まっているけど、どの地域を拠点にするか決まっていないという方に、オススメの長期滞在の場所を案内いたします。
オススメの大阪滞在先1.天満
天満駅周辺は、大阪にきたら外せない観光スポットや、飲食店や屋台が立ち並び、地元民や観光客が入り交えるエリアになっています。
中でも、仕事終わりに立ち寄れる屋台街「ウラ天満」がおすすめです。
密集する居酒屋には、食材にこだわった料理や美味しいお酒を提供しており、これぞ、大阪!をグルメで楽しめる今一押しのスポットです。
天満駅周辺のおすすめスポット
- 天満天神繁昌亭
- 大阪天満宮
- 天神橋筋商店街
OneLife南森町駅前
【アクセス】
JR大阪環状線天満駅 徒歩9分
大阪メトロ南森町駅 徒歩2分
オススメの大阪滞在先2.福島
比較的治安がよく、住みやすい街として人気の福島エリア。
一番の推しポイントは、梅田まで徒歩20分以内という交通アクセスのよさ。
オフィスビルや高層マンションが立ち並ぶ一方で、昔ながらの雰囲気も残る人情溢れる街並みとなっています。
グルメ激戦区として飲食店が充実しています。
福島駅周辺のおすすめスポット
- 話題の人気パン屋『foodscape!』
- 予約必須!焼き鳥の人気店『福島肉バル寿司』
- 昔ながらの懐かしい味とおでん『花くじら本店』
OneLife福島駅前
【アクセス】
JR大阪環状線福島駅 徒歩2分
JR東西線新福島駅 徒歩4分
オススメの大阪滞在先3.谷町六丁目
谷町六丁目の特徴は、昔の名残が残ったローカルな街並みです。
歴史ある建物をリノベーションしたお店やカフェなど、老若男女に愛されるエリアになっています。
中でもおすすめなのは、昭和時代に作られ今もそのままの味が残っている『空堀商店街』少し路地裏を入れば、まるで昭和時代にタイムスリップしたかのようです。
谷町六丁目周辺のおすすめスポット
- フレンチと和の融合「Le caneto(ルカネトン)
- 一度食べたらやみつきになるカレー「旧ヤム邸」
OneLife谷町セントラル
【アクセス】
大阪メトロ中央線谷町四丁目駅 徒歩5分
大阪メトロ堺筋線堺筋本町駅 徒歩8分
大阪メトロ御堂筋線本町駅 徒歩15分
オススメの大阪滞在先4.中崎町
梅田から徒歩10分圏内にある、芸術の街と呼ばれる中崎町。
都心の騒がしいエリアとは真逆で、静かでユーモア溢れるレトロな空間が広がっています。
下町エリアとして親しまれ、中でも創業100年になる銭湯「葉村温泉」は、一度は訪れてほしいスポットです。
休日には、高架下に密集した昔懐かしいお店巡りや、古着や雑貨探しも楽しめるスポットになっています。
中崎町周辺のおすすめスポット
- 果テ
- 1930CAFE
- Cafe太陽ノ塔
OneLife東梅田
【アクセス】
大阪メトロ中崎町駅 徒歩2分
オススメの大阪滞在先5.四天王寺前夕陽ヶ丘
四天王寺前夕陽ヶ丘エリアは、数多くの歴史あるお寺が密集している文化の街です。
ちょっと足を伸ばせば、ファッションビルが立ち並ぶ天王寺に行ける立地のよさも見所です。
中でも、天皇元年(593年)に聖徳太子によって建設された「四天王寺」は、大阪の歴史や魅力が詰まったお寺として人気です。
四天王寺前夕陽ヶ丘周辺のおすすめスポット
- てんしば
- あべのハルカス
- 四天王寺
まとめ:自分のスタイルに合わせて長期滞在先を選びましょう
以上、大阪に長期滞在する方に向けた情報をお伝えしました。
- ビジネスホテル
- 民泊
- マンスリーマンション
長期滞在となれば、居心地のよさや自身との相性が最も大切なポイントでもあります。
各滞在場所にメリット・デメリットはあるものの、3つを比較して指標になるのは利用期間・居心地・生活スタイルが、決定付けるポイントになるでしょう。
週単位の利用や、お仕事が多忙で身の回りのことをお願いしたいのであればビジネスホテル。
月単位の利用かつ、ひとり暮らし感覚で思いのままに過ごしたいならマンスリーマンション。
どちらにもない個性や他のホストとの交流に抵抗がない方や、アットホーム感を求めるなら民泊というように、選び分けるとよいでしょう。
そして、3つの宿泊施設に共通することは、スマホだけで予約できる時代になったことです。
事前にしっかりと、宿泊施設の特徴などを把握しておくことが、失敗しない選び方でもあります。
最後に、長期滞在となれば、大阪の観光地やスポットなどに出向く機会も増えてくると思います。ぜひ大阪滞在中に、エリアによって雰囲気がガラッと変わる「街の楽しみや面白さ」も発見してみてくださいね。